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リビア、反政府勢力が国会を包囲

ハリファ・ハフタル退役将軍の部下らはリビア議会を包囲し、議会の活動を停止し、新リビア憲章の文言を定める権限を制憲議会に移譲するよう要求した。

リビア、反政府勢力が国会を包囲

リビアで新たなクーデター未遂。 トリポリ政府によってクーデター首謀者と認定されたハリファ・ハフタル退役将軍の部下たちは金曜日、ベンガジでイスラム主義勢力を攻撃し、それ以来79人が死亡し、昨日はおそらくジンタン民兵組織と協力してリビア議会を包囲した。その作業を停止し、新しいリビア憲章の文言を定義する権限を制憲議会に移譲するよう求めている。 

ハフタル氏の報道官は「攻撃の標的は国を苦しめている過激派民兵を守るイスラム主義者と、彼らを守る議会だ」と明言した。 トリポリ議会はイスラム主義者と非イスラム主義者に分かれており、新政府の任命と新たな選挙については意見が分かれている。

リビア政府は日曜夜、トリポリの国会議事堂襲撃後の衝突の結果、死者2名、負傷者55名と発表した。 少なくとも55人の議員と公務員が人質に取られたと伝えられている。 20年にカダフィ大佐の崩壊と死につながった反乱の発祥地である東部の都市キレナイカの上空飛行は禁止された。

一部の観察者によれば、ジンタンの民兵組織と「退役」将軍ハリファ・ハフタルとの関係の可能性は、まさに、米国がリストに加えた聖戦組織アンサール・アル・シャリーアがベンガジで先鋒を務めるイスラム原理主義との戦いである可能性があるという。アルカイダのネットワークとのつながりがある可能性が高いテロ組織。 

イタリアのフェデリカ・モゲリーニ外務大臣は、「状況が制御不能になり、リビアが取り返しのつかない形で紛争の道を歩む前に、欧州連合から国連に至る国際社会があらゆる外交手段を動員して、民主主義への移行は、すべての当事者の参加により成功裡に完了した。」   

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